新会長就任のご挨拶

 このたび、令和4年5月31日開催の通常総会・理事会において、伊藤前会長の後を継ぎ、会長に選任されました。
 ご承知のとおり当協会は、公益法人として九年目を迎え、公益法人としての責務と自覚をもって運営に努めています。
 また、この間にも、高齢化や少子化の進行、健康長寿社会への移行、東日本大震災からの復興・創生の進展など、食品業界を取り巻く社会状況の変化の中、「食の安全・安心の確保」という当協会の社会的な責務が、ますます重要となっていることを痛感しております。
 食中毒や異物混入など食品に係る事故等は、依然として後を絶たない現状にあり、また、コロナ禍という困難な局面が続いておりますが、従来から実施しております食品の安全を確保する事業に加えて、HACCPに沿った衛生管理の普及などにつきましては、食品業界全体としての取り組みが求められており、引き続き当協会といたしましても積極的に事業を展開してまいります。
 また、食品事故などの予防はもとより、消費者保護や会員の経営安定の観点から、万が一の事故発生時等に役立つ総合食品営業賠償共済等への加入を促進してまいります。
 今後とも、本県の食品衛生の向上と食品業界全体の発展につなげ、ひいては、消費者の皆様に安全で安心な食を提供できるよう会員とともに努力してまいりますので、今後とも当協会に更なるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和4年5月31日
公益社団法人福島県食品衛生協会 会長 岸 秀年